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2022.08.05 雑学供養と納骨お墓お葬式終活

法要とは?【前編・仏式年忌法要のお話】

実はよく知らない? 「法要」についてのお話

 

大事な家族が亡くなり喪主を務めると、例えば仏教の場合、次は四十九日法要の準備が始まります。初めての経験に、どうすれば分からないという人も多いのではないでしょうか。今回は、仏式の年忌法要にスポットを当てて、内容や流れ、費用相場について解説します。忙しくてお墓参りに行けない人のための、代行サービスもご紹介します。

 

 

 

法要とは、僧侶に読経してもらい故人の冥福を祈る儀式

 

法要とは、節目の日に読経を行い、故人に祈りを捧げる儀式のことです。生きている人が故人のために祈ると、故人のあの世での暮らし向きが良くなるとされています。これを「追善供養」といいます。遺族は法要の機会を設けることで、追善供養をするのです。

 

法要の中でも、特定の個人の命日に合わせて行う法要を「年忌法要」といいます。お盆やお彼岸の時期に行う、全ての先祖を対象とした法要とは、内容や費用相場が違います。この記事では、とくにこの年忌法要について解説していきます。

 

 

年忌法要を行うべき時期はいつ?

 

年忌法要を行うべき時期は、定められています。とくに重要な法要は、以下のとおりです。

 

初七日法要

故人が亡くなってから7日目に行う法要です。葬儀後、すぐにまた親族を集めることになるので、最近では葬儀の日にまとめて行われます。

 

四十九日法要

故人が亡くなってから49日目をめどに行う法要です。葬儀の後、初めて行う大きな法要として重要視され、親族が多数集まるのが一般的です。また、この日に納骨を済ませる人が多いでしょう。

 

一周忌法要

故人が亡くなってから1年目の命日をめどに行う法要です。四十九日法要までにお墓の準備が終わらなかったときは、亡くなってから100日目となる百か日(ひゃっかにち)か、この一周忌に合わせて納骨することが多いです。

 

三回忌

故人が亡くなってから2年目の命日をめどに行う法要です。先の「一周忌」は1年目で、この「三回忌」は2年目であることに注意が必要です。参列者はこの三回忌まで喪服を着用するのが一般的です。

 

以後、七回忌(6年目の命日)、十三回忌(12年目の命日)、二十三回忌二十七回忌と続き、三十三回忌で弔い上げ(個別に法要を行うのをやめること)とするケースがほとんどです。ただ、最近では、三回忌以降は家族のみで行うなど、省略化する家が多くなってきました。

 

なお、これらの年忌法要は、必ず命日のその日に行わなければならないわけではありません。人が集まりやすい土日に設定してもよいとされます。

 

また、複数人の年忌法要をまとめて行うこともあります。例えば「祖父の三十三回忌と、祖母の二十三回忌をまとめて行う」などです。ただし、亡くなって年数の浅い故人は、個別に法要を行うようがよいとされています。少なくとも三回忌までは個別とするのが一般的です。

 

 

年忌法要の内容は?

 

年忌法要の要素は3つ。「法要」と「お墓参り」、そして「会食」です。一般的には「法事」と言われるのは、この3つの要素を行う、一連の流れのことになります。

 

まずは施主の自宅やお寺、法要会館で法要を行います。僧侶が読経するなかで、親族を中心とする参列者が焼香します。

 

法要の後、お墓参りに出かけます。納骨が必要なときは、このタイミングで納骨します。お墓が遠い、あるいは雨天によりお墓参りが難しい場合は、施主の判断で省略することもあります。

 

お墓参りの後、料亭や法要会館、あるいは施主の自宅やホテルにて会食となります。最近では感染対策のため、会食はせずに仕出し弁当を持ち帰ってもらう形式も増えてきました。

 

年忌法要の費用相場は?

 

年忌法要の費用相場は、10万円から30万円ほどです。法要会館の利用の有無や、会食の人数によって費用が変動するためです。

なお、おおまかな内訳は次の通りです。

 

お布施

年忌法要のお布施の相場は3万円から5万円で、四十九日や一周忌など故人が亡くなって日が浅い場合はより厚く包むのが一般的です。ほか、会場が寺院でない場合は5000円ほどの「御車代」、僧侶が会食に参加しない場合は5000円ほどの「御食事代」を包みます。

納骨儀式を行う際は、別途、1万円から3万円ほどのお布施を包みます。

 

会館利用料

法要会館を利用する場合は、3万円程度の利用料を支払います。寺院で法要を行うときは、利用料の有無をあらかじめ寺院側に確認しましょう。

 

供物など

仏壇や法要会館の祭壇に供える供物として、果物や菓子折を準備します。ほか、お墓参りに持参する花束一対、線香、マッチ類などを一通り揃えると、5000円から1万円ほど必要になります。

 

会食の費用

法要の会食費用は一人あたり5000円程度が相場です。会食をしない場合は、先述したとおり仕出し弁当やお酒などを持ち帰ってもらうこともありますので、この場合もやはり一人あたり2000円から5000円ほどの費用がかかります。

 

お墓参りができないときは代行してもらえるサービスも

 

お墓が遠い、雨天であるといった場合には、後日お墓参りだけを行っても構いません。しかし、忙しくてお墓参りができない場合もあるでしょう。そんなときには、お墓参りの代行サービスを使うという方法があります。

 

サービスを行っているのは、地域の石材業者や家事代行サービスなどです。お墓掃除やお参りを済ませた後、キレイになったお墓の写真を送信してくれます。また、墓石のひび割れや傾きがあれば報告してくれるので、倒壊など深刻なことが起こる前に対処が可能です。

 

法要の準備は余裕を持って行いましょう

 

法要の案内は、1カ月前までに送るのがマナーとされます。それまでに僧侶の予定を予約し、会場や会食の手配を済ませておく必要があります。直前になってバタバタするのではなく、余裕を持って準備をしておきましょう。

 

もしもお時間がない場合や、余裕がない場合は、ぜひサポくるにご連絡ください。

サポくるでは葬儀や納骨の手配から喪主の代行、その後の相続などに関する事務手続き、年忌法要のプランニングなど葬儀や供養に関することをワンストップでお手伝い致します。

もちろん、ご相談は無料です。お気軽にお電話ください。

   →サポくる電話番号:045-334-8240

次回は『法要とは?【後編】』にて、お盆についてのお話をしていく予定です。お楽しみに!

(監修:行政書士・尾形達也)

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