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2022.12.15 雑学供養と納骨お墓終活

最近よく聞く「墓友」とは? 同じお墓を利用する仲間との交流が楽しい理由

最近よく聞く「墓友」について、詳しく解説します

 

これまでお墓といえば、ご先祖や配偶者と一緒に入るものでした。しかし最近は、家族や親族ではない人と入るお墓も増えてきています。一つの大きな墓地区画にたくさんの骨壺を埋葬する集合墓や、大きな石像や墓石オブジェの下に多数の遺骨を納骨する合祀(ごうし)墓などです。こういったお墓を一緒に利用する、家族ではない人との交流を「墓友」といいます。墓友の意味や交流の楽しさ、墓友の作り方などについて解説します。

 

 

 

 

「墓友」とは同じお墓を利用する、家族ではない第三者のこと

 

墓友とは、同じお墓、もしくは霊園を利用する、家族ではない人のことを指します。ただし、あくまで「友」ですので、生前の楽しい交流がない人のことは、あまり墓友とは呼びません。同じお墓や霊園を利用することを共に自覚し、「一緒のお墓に入る仲だから」と積極的に交流する仲間のことを「墓友」と呼びます。

 

最近ではライフスタイルの変化から、生涯独身の人や子どものいない夫婦、子どもはいてもお墓を継ぐ意思はないといったケースも多くなってきています。お墓の継承者が不足している現代において、墓友を作り、継承者のいらないお墓へ一緒に入ることは、死後の供養に対する不安を和らげる方法として注目されているのです。

 

 

 

 

墓友と一緒に入れるお墓の種類

 

墓友と一緒に入れるのは、以下の3種類のお墓です。どれも継承者のいらない永代供養であることが、共通の特徴です。

 

合祀墓(合葬墓)

大きな石像や墓石オブジェの下に、たくさんのご遺骨を納骨するタイプの永代供養墓です。骨壺からご遺骨を取り出して埋葬するので、後で個別にご遺骨を取り出すことはできません。家族ではなく個人単位で契約が可能なので、友人と一緒に契約をすることができます。

 

集合墓(共同墓)

大きな墓地区画の中にたくさんのご遺骨を埋葬し、個別に小さなプレートを設けて目印とする永代供養墓です。誰がどこに埋葬されているかは、プレートを見れば認識できます。友人と、「隣同士の区画を購入しよう」などと示し合わせて契約する人もいます。

また集合墓には、桜などの樹木を墓標とする樹木葬タイプもあります。こちらも、樹木の他に区画ごとにプレートを設けられるところもあり、友人と隣同士の区画を購入することも出来ます。

 

永代供養つきのお墓を共同購入する

見た目は普通のお墓であっても、10年、20年などの契約期間が過ぎると骨壺を中から取り出し、合祀される「永代供養つき」のお墓が流行しています。おひとりさまや夫婦単位で購入する人が主ですが、友人同士が共同で購入する例も見られます。

 

合祀墓、合葬墓、集合墓、共同墓といった語句は明確な定義が定まっていないこともあり、「集合墓」と銘打ってあるものが実際には合祀墓を示しているなどといったケースが多々あります。どのようなお墓を指すのかは、個別に確認したほうが良いでしょう。

 

 

 

 

墓友を作る方法

 

墓友を作る方法は、主に次の3つです。

 

既知の友人を誘う

長年の付き合いがある幼なじみや、趣味のサークルで知り合った仲間などで誘い合い、一緒に墓地を見学して購入するものです。生前の仲間と、亡くなっても一緒にいられる安心感があります。

 

他の契約者と交流ができる霊園を探す

自分一人でお墓を購入しても、墓友ができる可能性はあります。永代供養墓を展開している霊園の中には、契約者同士が生前に交流する機会を作っているところもあるためです。春や秋のお彼岸に合わせた供養祭、葬儀やお墓、相続の悩みに応える終活相談会などが盛んな霊園と契約すると、様々なイベントの開催を知らせる招待状が届くでしょう。積極的にイベントへ参加すれば、同じ永代供養墓に入る人たちとの交流が期待できます。

 

お墓の用意がある高齢者施設を探す

老人ホームなど高齢者施設の中には、お墓を持たない入居者のために霊園の中の大きな墓地区画を買い上げているところがあります。生前は同じ屋根の下で暮らし、亡くなったら同じ霊園に眠るというのは、擬似的な家族の姿とも言えるでしょう。

 

なぜ墓友との交流は楽しいの?

 

一緒のお墓に入る墓友との交流は、例え昔から見知った仲でなくとも、深く楽しいものになるケースが少なくありません。その主な理由としては、以下の3つが考えられます。

 

病気、介護、葬儀などの悩みが似ているから

そもそも同じお墓を契約した仲間ですから、「独り身で、介護や葬儀を誰に頼もうか悩んでいる」など終活に関する悩みどころが似ている可能性があります。そのため、同じような境遇の仲間と、今後についての情報交換ができるなど、話せば話すほど共感できることだらけで、会話が弾むということも少なくはないでしょう。

 

地域などのしがらみを気にせず会話が楽しめるから

お墓を契約してからできた墓友とは、それまでの繋がりがありません。そのため、ご近所に聞かれたら困るような家族の悩みや親族への愚痴なども、率直に言い合うことが可能です。普段は口を噤んでいるようなことを話せるので、気分がスッキリします。また、悩みに対して第三者からの貴重な意見を聞けるのもメリットです。

 

定年退職後に新たな繋がりが生まれるから

特に定年まで働いていた人などは、退職後に職場との繋がりが切れ、寂しい思いをすることがあります。お墓の繋がりという新しい絆で友人を得れば、第二の人生にも「張り」が生まれるでしょう。墓友として出会った人とシニア起業するなど、思いがけない縁もあるかも知れません。

 

 

 

墓友は人生を豊かにしてくれる

 

墓友の意味や一緒に入れるお墓の種類、墓友と交流する楽しさなどについて解説しました。墓友という言葉を初めて耳にした人も、墓友に興味が湧いたのではないでしょうか。

お墓の中で、生きている間よりも長く一緒にいることになるのが墓友です。かけがえのない縁を大切に、生前から豊かな交流をしていきたいものですね。

 

クルーズ株式会社の運営するサポくるでは、葬儀や供養についてのご相談・手配を承っております。どのようなお墓があり、自分たちには合っているのかというご相談から、お墓に入らない供養の方法まで、お客様のご希望に添ったご提案を、幅広く行わせていただきますので、ぜひ「墓友」ともご一緒に、お気軽にご連絡ください。もちろん、ご相談は無料です。

 

→クルーズ株式会社 電話番号:045-334-8240

 

(監修:行政書士・尾形達也)

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