終活 未来の準備 はじめよう 終活 みんなの終活プロジェクト
ホームニュース&ブログ法要とは?【後編・仏式お盆のお話】

2022.08.09 雑学供養と納骨お墓

法要とは?【後編・仏式お盆のお話】

『お盆』の法要とは? 普通の法要とは違うの?

仏式の法要には2つのタイプがあります。「年忌法要」や「回忌法要」と呼ばれている、特定の故人様を対象に行う一周忌や三回忌などの法要と、お盆やお彼岸など先祖を中心とした全ての「仏」を対象に行う法要です。今回は、仏式のお盆の法要にスポットを当て、内容や流れ、費用相場について解説します。また「お盆にお墓参りに行けない」と悩む人のため、代行サービスについてもご紹介します。
 

 

お盆は、自分の命につながる全ての先祖に感謝する時期

 

お盆の時期には、あの世へ行き仏となった先祖の霊魂が、この世に帰ってくるとされています。家ごとに仏壇やお盆の飾り棚である「盆棚」へ供物を捧げ、先祖の霊を迎えて供養する期間です。また、お盆の時期に合わせて、お墓参りも行われます。

 

お盆のしきたりとしては「迎え火」と「送り火」が有名です。お盆の初日、玄関先で迎え火を焚き、お墓まで先祖を迎えに行きます。そして最終日には送り火を焚き、再びお墓参りをして先祖をあの世へ送っていくのです。

地域や宗派によって慣習に差はありますが、玄関先で迎え火と送り火を焚くというのは、共通する作法として広く知られていますよね。

 

ただし現代においては、狭小住宅化や核家族化、一部の伝統や宗教離れなどの事情から、家に先祖を迎えるべき仏壇などがないことも珍しくなくなってきました。今やお盆は、先祖を家に迎えて霊魂と交流する機会というよりは、先祖に手を合わせ、感謝をする機会としての面が重要視されてきているのかもしれません。私たちがこの世に生を受けたのは、ほかならぬ先祖のおかげであるからこそ、お墓参りや供物をささげることで感謝の気持ちを示すのです。

 

お盆の時期はいつ?

 

お盆の時期は、地域によって異なります。全国的には8月13日から16日の4日間ですが、東京や神奈川、石川県金沢市などの一部地域では1ヶ月早く、7月13日から16日にかけて行われます。

 

なぜ、このようにお盆の時期が違うのでしょうか。原因は、旧暦と新暦の違いにあります。もともと、旧暦でのお盆は7月と定められていました。旧暦の7月は、新暦の8月あたりとなります。明治政府が新暦を定めたとき、旧暦とは季節がずれてしまい、さまざまな年中行事の時期が1ヶ月ほど早まることになりました。

 

しかし、新暦の7月は農家にとって繁忙期にあたります。先祖を迎える大事な行事を農繁期に行うことは現実的ではなく、農村部を抱えたほとんどの地域がお盆を「1ヶ月遅れて行う」とし、8月の行事としました。7月のお盆に対応できたのは、東京などの都市部だけだったのです。

 

つまり、新暦でいえば7月にお盆をするのが正しく、8月のお盆は「月遅れ」であるということになります。しかし、全国的にこの月遅れのお盆が採用された結果、「お盆といえば8月」という認識が日本中に広がり、今に至りました。

 

お盆の法要は、合同法要と家ごとの法要とに分かれる

 

お盆には、寺院で合同法要が行われます。檀家が菩提寺に集まり、読経が行われる中で焼香を行い、全ての先祖を対象に祈りを捧げることで供養します。亡くなってすぐの故人様がいない場合は、この合同法要に参加することで先祖供養を行う家が多いでしょう。

 

亡くなってすぐの故人様がいる場合、その年が「新盆」(しんぼん、にいぼん。初盆ともいう)にあたるかどうかで、個別に法要が必要かどうかが変わってきます。お盆の時期に故人様が四十九日を終えていなければ、新盆の法要は行いません。四十九日を終えていれば、故人様の霊は「先祖の仏」の仲間入りを果たしているとされ、新しい仏様のために新盆の法要を行います。

 

また、丁寧にお盆の供養を行う地域では、新仏がいなくても毎年僧侶を家に上げ、お経をあげてもらいます。多くは菩提寺の僧侶を迎え、読経の後は会食を設けず、茶菓などで手短な接待をして終わるささやかな法要です。

 

新盆の法要の内容は?

 

新盆の法要においては、たくさんの親族が喪服を着て集まり、僧侶が読経を行う「法要」と、参列者らで食事をする「会食」を行います。法要を行う場所は、お盆の意味合いからすれば自宅が最もふさわしいですが、法要会館で行われることもあります。また、最近では感染対策のため会食を行わず、仕出し弁当をお土産に持たせて解散とするケースも増えているようです。

 

法要のための飾り付けは、施主が行います。新仏のための飾り棚を仏壇とは別に作る地域と、個別の棚は作らず仏壇で他の先祖と一緒に祀る地域とがあります。新仏専用の棚を作る場合は、机などを組み合わせて1~3段の祭壇を作り、そこへ新仏の位牌、線香立て、花立て、お供え物を飾り、棚の前で僧侶が読経を行います。

 

 

お盆の法要の費用相場は?

 

新盆における法要の費用相場は、10万円から20万円程度です。内訳としてはお布施が3万円から5万円、会食費用が一人あたり5000円、香典返しが5000円ほどの相場となります。会食費用や香典返しの費用は、親族からいただく香典によって相殺されます。

 

新盆ではないが、僧侶を迎えて読経してもらう場合のお布施の相場は、5000円から1万円ほどですが、合同供養の場合は、3000円、5000円など、供養祭の案内に必要なお布施について記載があることが多いので、確認してみましょう。

 

お盆を心穏やかに過ごすためのサービスも

 

いくらお盆は先祖に感謝をして祈るための時期とは言え、「お遠方なので行けそうにない」「仕事が休めない」「新盆だから法要の準備や手配をしなければならず、忙しく目が回りそう」などと、様々な理由で、お盆を迎える準備が出来ず。お困りの方もいらっしゃるでしょう。

そんな時は、お墓参りの代行サービスや、法要のプランニングサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

主に地域の石材店や家事代行サービスが行っているお墓参りの代行サービスでは、ご依頼者の代わりにお墓の掃除をし、供物や線香をささげてお祈りをして、最後にはお墓の様子を写真に撮りご依頼者へお送りするのが一般的です。

 

法要のプランニングサービスとは、ご依頼者の代わりにお寺や法要会館とやり取りをしスケジュールをたて、食事や供物の手配なども代行してくれるサービスです。もちろん、サポくるを運営するクルーズ株式会社では、法要のプランニングサービスは承っておりますので、この時期忙しくて手が回らない、初めての法要で何をどうすればいいのかわからない等お困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

お盆は、あの世にいる先祖が、この世に訪れてくれる時期。そう考えれば、お墓から離れていても、手を合わせるだけでそこが供養の空間になります。実際のお墓参りや煩雑な準備などは代行業者に任せ、仕事の合間のひととき、静かに先祖に祈りを捧げてみてはいかがでしょうか。

サポくるでは、お客様の負担を少しでも軽減できるよう、法要関連のサポートを積極的に行っています。

一般常識のように思えても、葬祭や法要は、初めて経験する方にとってはわからないことばかりの世界でしょう。何をすればいいのか、何からすればいいのかわからない、そんな時にはどうぞ、クルーズ株式会社の終活支援サービス・サポくるをご利用ください。お客様が祖先や個人様のことを、ゆっくりと想うお時間を大切にしていただくために、心をこめてサポートさせていただきます。

ご相談は、もちろん無料!お電話はクルーズ株式会社まで!

→クルーズ株式会社電話番号:045-334-8240

 

(監修:行政書士・尾形達也)

 

お盆以外の年忌法要について知りたい方は、ぜひ『法要とは?【前編・仏式年忌法要のお話】』の記事もお読みください。↓

法要とは?【前編・仏式年忌法要のお話】

 

 

相談料は無料です。お気軽にご連絡ください。

050-5482-3836050-5482-3836

受付 / 月~金曜日(祝祭日を除く)9:30 ~ 18:30

PAGE TOP