『ゼロから知りたい葬儀の流れ』
シリーズ第3回 ご安置~納棺まで
『ゼロから知りたい葬儀の流れ』第3回ではご遺体のご安置から納棺までの流れをご自宅にお迎えの場合でご説明していきます。
ご安置
ご自宅にお迎えする場合
ご自宅にお迎えしたご遺体は、「北枕」もしくは、「西枕」にして安置し、顔を白い布で覆います。ご遺体のそばに白木の台か白布を掛けた小机を置き、線香、ろうそく、花などを供えて「枕飾り」とします。通常これらの道具は葬儀社が用意していることが多いです。
神棚封じ(かみだなふうじ)
自宅に神棚がある場合は、身内に不幸があった時、神棚に白い紙を貼って隠し、お供えや礼拝などもしてはなりません。これを神棚封じ(神棚隠し)といいます。
神道では死は穢れとされており、それを避けるためと言われています。
神棚封じの期間は一般的に50日間とされています。
ご遺体の安置が完了しましたら、故人とお付き合いがあった方々に死亡の事実をお伝えします。後述の打ち合わせが終わっており、葬儀の日時なども決まっている場合は合わせてお伝えください。
葬儀の打ち合わせ
葬儀社と葬儀の内容や日程、規模、予算などを決めていきます。弊社ではわかりやすいプランからご相談に応じた調整などを行いますので、わからないことなどは何でもお聞きください。大変なときではございますが、大切なことなので疑問を残さずにしっかりと打ち合わせを行うことが重要です。
葬儀の日程などは火葬場の予約を取得した日に合わせる形となることが多いです。規模については、通夜、葬儀式・告別式などすべて行う葬儀のほかにも参列者を限定する家族葬や、一日葬といった現代社会に合わせた短期間で価格も抑えた形式が増えております。それぞれに違いがございますので、よく説明を受けたうえでお決めください。
戒名(かいみょう)
戒名とは仏教において、戒を守ることを誓った者に与えられる名前です。仏門に入った証であり、戒律を守る証として与えられます。
個人が生前、戒名をいただいていない場合は、僧侶に相談をして決めていただきます。多くの場合は次に説明する枕経から納棺のまでの間に決めていただきます。
一部の宗教や浄土真宗で戒律という考えをとらない宗派は法名(ほうみょう)といい、日蓮宗などでは法号(ほうごう)といいます。それぞれに細かな違いがありますが、戒名と同じ扱いかたとすることが多いです。
枕経(まくらぎょう・まくらきょう)~納棺(のうかん)
枕経(まくらぎょう・まくらきょう)
枕経とは納棺の前にご遺体の枕元でお経をあげていただくことです。僧侶による枕経のあと、納棺に移ります。
納棺(のうかん)
納棺は死装束、死化粧を済ませたご遺体を静かに棺へと移すことです。ご遺体の周りには個人の愛用品や好物などを添えます。この際、燃えないものは入れることができません。入れてもよいのかわからないものは葬儀社に聞いてください。
ここまでがご安置~納棺の全体的な流れとなります。
今回はご自宅にお迎えする場合を想定した流れとなりましたが、葬儀社の霊安室など他の場所に安置する場合も基本的な流れは同じです。
次回は通夜の準備からの流れをご説明いたしますのでぜひご覧ください。
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