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2023.01.26 雑学お葬式終活

遺影を撮影するなら元気なうちに! 節目となる年やイベントを利用して

生前に遺影を準備しておくメリットをご存知ですか?

 

生前に遺影を準備しておくと、自分自身が気に入った写真を遺影にできるうえ、遺族が遺影にする写真を選ぶ時間も削減できます。

今回の記事では、遺影を撮影するためのタイミングや、撮影の際の服装や背景などのポイントを解説していきます。

 

 

 

遺影にできる写真がないとき、葬儀はどうなるの?

 

年をとるごとに、写真を撮影する機会が減ってきたと感じている人もいるでしょう。ふとした瞬間に、「このままずっと写真を撮らなかったら、葬儀のときの遺影はどうなるのだろう?」という疑問が生じることもあるかも知れません。

 

実際のところ、もしも葬儀の際に遺影にふさわしい写真がなかった場合は、以下のような対応をとることになります。

 

若かりし頃の写真を使う

若い頃の写真ならあるという人であれば、その写真を使います。

 

運転免許証や集合写真を引き延ばす

免許証の写真や、集合写真の中から本人の部分だけを抜き出し、引き延ばします。ピントが合っていない場合、ぼやけた遺影になってしまう可能性があります。

 

遺影なしで葬儀をする

葬儀は、遺影がなくてもできます。どうしても写真が見つからない場合は、遺影なしで葬儀をします。

 

遺影のない葬儀にはしたくない、「写真が見つからない」と家族を困らせたくないと感じるのであれば、ぜひ生前から遺影を準備しておきましょう。

 

 

遺影を準備するタイミング

 

遺影に使う写真は、元気なうちに準備するのが理想です。

遺影は、葬儀に参列した人や仏壇へ手を合わせる人に、生前の姿を偲んでもらうための写真です。遺影の前に立つ人が「そうそう、確かに故人はこういうお顔だった」と懐かしむことができる写真が、遺影に最もふさわしいと言えます。

 

例えば、生前とはいえ亡くなる直前の写真が遺影にふさわしいかというと、必ずしもそうではありません。

どんなに社交的な人であっても、加齢で足腰が不自由になったり、病気で長患いをしたりすれば、人と会う機会も減り、容貌にも変化が生じます。病気や介護が必要になってからの写真を遺影にすると、「この方はこんなに痩せてしまったのか」「お元気だった頃のイメージと違う」と、参列者を寂しい気持ちにさせてしまうかもしれません。

 

家族が、親族が、葬儀に来てくれる人たちが、親しみを持って見つめてくれる遺影とはどのようなものか。それを考えたら、元気なうちに遺影写真を撮影しておくことは、早すぎる選択とは言えないでしょう。

 

 

 

遺影撮影に絶好なタイミング3選

 

遺影の撮影は、思い立ったときに行なって構いません。しかし、何らかのタイミングがないとなかなか腰が上がらないという人もいるでしょう。配偶者や親に遺影を撮ることを促したい人はなおさら、何かきっかけがほしいと思われます。

 

そんなときは、次の3つのタイミングで、遺影を撮影してみてはいかがでしょうか。

 

年祝い

60歳には還暦祝いがあります。その後、70歳には古希、77歳には喜寿と、数年ごとに長寿を祝う年祝いが行なわれます。年祝いのときに、遺影にも使えるソロショットの記念写真を撮影するのはいかがでしょうか。

 

【主な年祝い一覧】

還暦       60歳

古希       70歳

喜寿       77歳

傘寿       80歳

米寿       88歳

卒寿       99歳

白寿       99歳

 

夫婦のお祝い

夫婦の結婚記念日を祝うしきたりを利用して、記念写真を撮影しておくこともおすすめです。夫婦で撮影した写真であれば、より自然な表情で写ることができ、遺影にした場合にも生前の姿を鮮明に思い出させてくれるものになるでしょう。

 

【主な結婚記念祝い一覧】

10年目  錫婚式(すずこんしき)

15年目  水晶婚式

20年目  磁器婚式

25年目  銀婚式

30年目  真珠婚式

35年目  珊瑚婚式(さんごこんしき)

40年目  ルビー婚式

45年目  サファイア婚式

50年目  金婚式

55年目  エメラルド婚式

60年目  ダイヤモンド婚式

 

 

孫のお祝い

お孫さんの節目のお祝いに、家族で記念撮影をしてはいかがでしょうか。家族写真の他に、一人あるいは夫婦単位で写真を撮っておくと、遺影に使いやすくなります。特に、高齢の両親に遺影の準備をして欲しい人は、このタイミングでの撮影が誘い易いのではないでしょうか。

 

【主な子どものお祝い一覧】

生後半年              お宮参り

3歳・5歳・7歳   七五三

12歳                    十三参り

20歳                    成人式、二十歳の集い

 

 

遺影写真を撮影するときの服装や背景

 

遺影写真を撮影するときは、自分が気に入っている服を着用するのがおすすめです。好きな服を着ることで気分が明るくなり、活き活きした表情を引き出せるためです。また自分亡き後、家族が遺影を見たときに「確かに故人はこの服をよく着ていた」と懐かしむことができます。

 

ただし、背景とのバランスは念頭に置いておくと良いでしょう。例えば、花柄の服を着て花畑の中に立つと、写真全体が賑やかすぎる印象になってしまいますし、バックが白の撮影スタジオで白い服を着ると、衣装が背景と同化してしまいます。遺影に限らず記念撮影用の服を選ぶときには、どんな背景になるかもイメージしながら考えるのが良いかも知れません。

 

 

遺影は何枚撮ってもよい

 

以上、遺影を撮影するタイミングなどについてお伝えしました。たった一枚しか使わない遺影を、今撮ってしまってよいものかと迷っている人もいるかもしれません。しかし、遺影は何枚撮っても良いものです。年祝いのたびに撮影するなどと決めておくと、いざ亡くなったとき、家族がもっともご本人らしい遺影を選び取ってくれます。

 

亡くなったときに使う写真と思って撮影するよりも、今の自分が元気に過ごせている証として写真を残しておく。そんな気持ちで撮影に臨めば、きっと自分らしい表情の写真が撮れるはずです。

 

 

 

クルーズ株式会社の運営するサポくるでは、葬儀のプランニングをはじめ、葬祭に関するご相談を幅広くお受けしております。お元気なうちにご自身の葬儀やお墓について準備を進めておきたいご本人様も、ご家族の葬儀や供養の手配でお困りの方も、お気軽にご連絡ください。専門の知識を持ったスタッフがしっかりとお話を伺い、ご希望に添った葬儀のお手配、プランニング、お墓のご案内を行わせていただきます。

もちろん、ご相談・お見積りは無料です。

→クルーズ株式会社 電話番号045-334-8240

 

(監修:行政書士・尾形達也)

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