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2023.01.19 供養と納骨お墓お葬式終活

家族、夫婦で信仰する宗教・宗派が違うときの葬儀やお墓

家族や夫婦で信仰が違うときはどんな葬儀やお墓にすればいいの?

 

家族や夫婦で信仰している宗教・宗派が違うとき、いざ葬儀が生じると、どのような形式で行なえば良いか迷ってしまうかもしれません。

また、宗教が違うと、事情によっては夫婦であっても同じお墓に入れない場合もあります。今回は、家族間で宗教・宗派が違っていても、家族みんなが納得する形で葬儀や納骨を行なうためのヒントをご案内します。

 

 

家族で宗教・宗派が違う場合、葬儀やお墓の形に正解はない

 

「信仰する宗教・宗派が違えば、同じお墓には入れないのだろうか?」

「絶対に、故人の宗派にあわせた葬儀をやってあげなければならないの?」

こういった問いに対する正解は、実のところありません。必ずこうしなければならないという制約はないのです。

 

とは言え、制約がないことでかえってどうするべきか迷われる人もいるでしょう。夫婦や家族間で宗教・宗派が違うとき、葬儀やお墓の形にはいくつかの選択肢があります。今回はその選択肢をご紹介致します。

どの選択肢を選べば家族みんなが最も納得するのか。それをしっかり考えた上で選んだ葬儀やお墓の形が、それぞれの家族にとって「正解である」と言えるでしょう。

 

 

 

家族や夫婦で宗教・宗派が違うときの葬儀

 

前提として、故人様がはっきりと信仰を表明しているにもかかわらず、配偶者や家族が信仰しているからと別の宗教・宗派で葬儀を行なうのはあまり良くありません。故人様の尊厳を守りながら葬儀をするには、以下の3つの方法があります。

 

故人様の信じる宗教・宗派で葬儀を行なう

故人様の遺志を尊重し、故人様が信じていた宗教・宗派で葬儀を行ないます。遺族や親族は、可能な範囲で儀式に参加しましょう。ただ、菩提寺に違う宗派での葬儀を依頼することはできません。故人様の宗教・宗派で葬儀を行なってくれる宗教者が見当たらない場合は、葬儀社に相談してみると良いでしょう。

 

無宗教で葬儀を行なう

故人様の信じる宗教・宗派で葬儀を行なうことが難しい場合、無宗教での葬儀も選択肢のひとつです。無宗教であればどなたでも参列しやすく、遺族の精神的負担も軽減されるでしょう。

葬儀後は、故人様が信仰していた宗教・宗派のしきたりに則って供養します。

 

無宗教葬と、故人様の信じる宗教・宗派の葬儀の2部制にする

告別式の時間を区切り、例えば前半は誰でも参列可能な無宗教葬にして、後半は故人様の信じる宗教・宗派の儀式を行ないます。このように時間を分けることで、縁ある人みんなに故人様とお別れしてもらうことが可能になります。

 

 

家族や夫婦で宗教・宗派が違うときのお墓

 

まず前提として、葬儀と同様、故人様が特定の宗教・宗派を信仰していた場合、異なる宗教・宗派のお墓に納骨するのはやめましょう。故人様の信仰を尊重した行動ではないうえ、そのお墓を管理する寺院などが納骨を許可しないこともあります。

今回のような場合には、以下の5つの納骨方法から、選択可能な方法を選ぶと良いでしょう。

 

公営墓地に夫婦や家族で利用できるお墓を建てる

公営墓地はどんな宗教・宗派の人であっても利用できます。そのため公営墓地を求めれば、宗教・宗派が違っても家族一緒のお墓に入ることができます。墓石のデザインは、どちらの宗教にも偏らないようシンプルなものを選ぶと良いでしょう。

 

宗教不問の民間霊園を利用する

寺院の境内にある墓地に比べ、石材店などの民間業者が運営する民間霊園の中には、宗教を問わずお墓を建てられる霊園がたくさんあります。そういった場所では、公営墓地と同様、宗教・宗派が違っても家族一緒のお墓に入ることが可能です。

 

宗教不問の納骨堂を夫婦や家族で利用する

最近は都市部を中心に納骨堂の建設が盛んです。そして納骨堂の中にも、宗教・宗派を問わず誰でも使えるものがたくさんあります。また一般的な納骨堂は、夫婦単位、家族単位で契約することが可能です。

 

故人様の宗教・宗派で、故人様だけのお墓を作り分骨する

配偶者がすでに先祖代々のお墓に入っているなど、新たに夫婦や家族単位のお墓を購入するのが難しい場合は、故人様の宗教・宗派でお墓を建て、少しだけ配偶者のお墓へ分骨するという選択肢もあります。また同時に、配偶者のお墓からも、少しだけ分骨して故人様のお墓へ納めるのも良いでしょう。

もちろん、他宗教の人のご遺骨をお墓に納めることを良しとしない宗教者もいますが、事情が事情であることから、少しの分骨ならば許してくれる可能性は高いと考えられます。

 

お墓を作らない

宗教を問わず誰でも利用できる永代供養墓へ納骨すると、個別のお墓を作らなくても供養が可能になります。夫婦で同じ永代供養墓に申込めば、より一体感を高められるでしょう。

また、ご遺骨は必ずお墓に入れなければならないわけではありません。骨壺を家で供養することも、永代供養といいます。この永代供養を行なえば、お墓を作る必要はありません。

ただし、永代供養を行なう場所には気を配りましょう。例えば仏教徒ではない故人様のご遺骨を仏壇で供養するのは避けたいものです。故人様の宗教・宗派に則った供養が難しければ、手元供養専用のシンプルなステージなどを購入し、日々の供養は祈りを捧げることを中心にして、宗教色をあえて出さずに供養するのがおすすめです。

 

 

できれば生前から家族や夫婦で話し合っておこう

 

故人様の遺志を尊重した葬儀やお墓にするためには、生前から夫婦間、家族間で話し合っておくことが重要です。そのうえで、希望の形式で葬儀をすることが可能な葬儀社を探したり、前もってお墓や納骨堂を購入したりできれば、より安心でしょう。残される子どもたちなど、自分たちの葬儀を行なってくれる人たちのためにも、生前からはっきり意思表示することが大切です。

 

 

クルーズ株式会社の運営するサポくるでは、どのような宗教・宗派のお客様でも、ご希望に添った葬儀のお手配、プランニング、お墓のご案内を行わせていただきます。故人様の遺志に添いたいご遺族様のご相談にも、自分自身の没後の対応を予め決めておきたいご本人様のご相談にも、専門の知識を持ったスタッフが誠心誠意ご対応致しますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

もちろん、ご相談・お見積りは無料です。

→クルーズ株式会社 電話番号:045-334-8240

 

(監修:行政書士・尾形達也)

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