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2022.08.18 雑学供養と納骨散骨お墓終活

埋葬のかたち~お別れの選択肢・納骨のタイミング~

ご遺骨とのお別れ|多様な埋葬と注目される散骨、そのタイミング

 

故人様のご遺骨は、多くの場合、火葬のあと骨壷に入れて墓地に埋葬されます。この際、墓地にご遺骨を納める儀式を、一般的に納骨と呼びます。
一口に埋葬と言っても人それぞれで、墓石を用いたオーソドックスなイメージの「お墓」に埋葬する方もいれば、納骨堂にお骨を納める方、あるいは自然葬などの形でモニュメントなどの下に埋葬する方もいらっしゃるでしょう。
また、社会の在り方や「お墓」との付き合い方が変わりつつある現代では、あえて「お墓」に埋葬をせず、散骨という選択肢をとる方も少なくありません。
他にも、合祀墓や永代供養などの「お墓」を選ぶことで、埋葬による供養を選びつつ、ご遺族の負担を減らしていこうという考え方も増えてきています。

 

今やご遺骨とのお別れの仕方は千差万別であり、それだけに、自分は大切な人のご遺骨とどのようにお別れをするのか、あるいは自分自身はどうお別れして欲しいのか考えると、頭を抱えてしまう方も少なくはないでしょう。
そのうえ、埋葬を選ばれた場合は納骨のタイミングについても、判断をしなければなりません。納骨は、火葬後すぐに行う方もいれば、ご遺骨と離れ難いという理由などから、何年もご自宅に置く方もいらっしゃいます。

 

今回の記事では、いくつか代表的な埋葬の仕方(埋葬場所)のご紹介と、埋葬とは異なる散骨という選択肢についての解説、そして気になる納骨・散骨のタイミングについてのお話もしていきます。
この機会に、自分ならどうするか、どうしたいかを、一緒に考えてみませんか?

 

 

 

代表的な埋葬・お墓のかたち

① 一般墓への埋葬

墓地や霊園に石材などでお墓を建てて、そこに納骨する埋葬です。「お墓」という単語で、最もイメージする人が多いのが、「一般墓」ではないでしょうか。先祖代々のお墓を継承する場合もあれば、新しくお墓を建てる場合もあります。最近では、墓石にメッセージや故人様が好きだった文字などを刻まれたものや、デザイン性のある墓石など個性的なお墓も増えてきています。

 

② 納骨堂への埋葬

納骨堂は、元は一時的にご遺骨を収蔵するための屋内にある施設でした。しかし、今では一般墓と同じようにご遺骨を納め、お参りする施設として利用することが増えてきています。納骨堂にはロッカー式や仏壇式など、様々な種類があり、納骨できる数などに違いがあります。

近年では、都市部や比較的交通の便が良い場所に建てられ、如何にお参りに行きやすいかという点も、納骨堂選びには大きなポイントになっています。
また、屋内の施設であるため、一般墓のようにお墓が風雨に晒されて壊れることなどがなく、そのため地方でも雪国など野外のお墓の管理が大変な地域では、昔から多く利用されています。

 

 

③ 合祀墓・合装墓への埋葬

故人・家族単位ではなく、複数の他人と共に、骨壺からも出された状態で埋葬されるお墓を合祀墓・合葬墓と言います。出来る限り埋葬や供養の費用を抑えたい場合や、お墓の管理をしてくれる人がおらず入るお墓もないような場合に、選ばれることが多い埋葬の方法です。
しかし、昨今では人々のお墓に対する考え方や付き合い方の変化から、あえてお墓を作らない、ご家族の負担となるお墓の管理をさせたくないという故人様のご意向により、最初から合祀墓・合葬墓を選ばれるケースもあります。
もし、おひとりさまのような状況で亡くなった場合は、否応なしに合祀墓・合装墓に埋葬される確率が高いでしょう。ご家族がいない、お墓がない方の中で、もしも他人とむき出しのご遺骨の状態で同じお墓に入りたくない、という希望の方がいらっしゃれば、生前にご自身でお墓の用意をしたり、永代供養や散骨の申し込みをしておくことをおすすめします。

 

④ 樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに「シンボルツリーと呼ばれる樹木の周りにご遺骨を埋葬する方法です。寺院の庭園や霊園の一角にシンボルツリーを植え、その周りに多人数のご遺骨を埋めるタイプから、広大な里山を利用し、一人(あるいはご家族単位)に一本のシンボルツリーを植えるタイプのものまで、形式は様々です。
埋葬の際のご遺骨の扱いについても、そのまま地中に埋めるところもあれば骨壺に入れるところや、ご遺骨をパウダー状にして土に還り易くするところもありますので、詳細については樹木葬を取り扱う葬儀社、あるいは希望の寺院や霊園に問い合わせてみると良いでしょう。
シンボルツリー自体にも、サクラやツツジ、ポプラやモミジなど、庭園や霊園により異なる樹木であるため、その点も事前によく確認が必要です。

樹木葬の歴史はまだ浅いですが、少しずつ樹木葬のエリアを持つ霊園も増加しています。これは、合祀墓や永代供養とセットになっている場合も多く、お墓の維持や管理の必要がない樹木葬が、跡継ぎのいない方、いても負担をかけたくないとお考えの方などから、多く選ばれ始めているからと言えるでしょう。

また、墓地の立地などにもよりますが、墓石の代わりにシンボルツリーを利用することにより墓石代がかからず、一般墓を新しく購入するより比較的費用を抑えられるというメリットもあるかも知れません。

 

散骨~埋葬とは異なるお別れのかたち~

散骨とは、ご遺骨を粉末化し、海や宇宙などに撒くことで供養をする方法です。埋葬という手順がないためお墓を用意する必要がなく、樹木葬と同様に、お墓の管理や維持の必要がありません。
中には「さんご葬」などのように、自然に還る素材で作られた墓標が一定期間存在する散骨の方法もありますが、最終的には永代供養よりも早くなくなってしまうものが殆どです。
ここでは、クルーズ株式会社でも人気の「海洋散骨をご紹介していきたいと思います。

 

 

海洋散骨

海洋散骨では、まずご遺骨を粉骨したものを水で溶けるタイプの袋に入れて海へと還し、献花や献酒で故人様をお送りします。ご遺骨を散骨する海も、横浜や沖縄などお好きな海洋を選べるほか、手配だけは専門の業者に頼み、船からの散骨はご自身がやるプランもあれば、海への散骨についても全て業者に代行してもらうプランもあるため、それぞれの予算やスケジュールによってご都合の良い形をお選びいただけます。

また、沖縄での海洋散骨では、漆喰で作成した数か月で海中に溶解する『エルカ』という海洋墓標にご遺骨を収めて沈める、「さんご葬」なども人気を博しています。
これもまた樹木葬と同じく、海洋散骨や「さんご葬」という散骨の形態が、故人様の自然に還りたいとの願いを叶える方法として、あるいはお墓を継承する人がいない場合の供養の方法の一つとして昨今求められているからといえるでしょう。

 

しかし、海洋散骨は自然界にご遺骨を撒く行為であるため、正しいやり方で行わなければ国や自治体のルールに違反してしまう可能性や、他人に迷惑をかけてしまうことも十分に考えられます。そのため、海洋散骨を行う時は専門の業者に依頼するのが一般的です。

クルーズ株式会社のサポくるでも、お得な海洋散骨のプランを多数ご用意しています。『エルカ』を使った沖縄での「さんご葬」をはじめ、横浜や湘南、江の島の海から千葉県館山沖など、お好きな海での散骨をお選びいただけるほか、ご家族だけが乗船するプライベート散骨プランや、お得な合同プラン、お忙しい方のための完全代行プランなどもございます。プランやサービス内容は以下のページにも詳しくございますので、ご興味がおありの方はぜひ一度ご覧ください。↓

海洋散骨

また、海洋散骨について疑問や不安、お見積りのお問い合わせなどございましたら、お気軽にクルーズ株式会社までご連絡ください。お問い合わせは何度でも無料です。

クルーズ株式会社 電話番号:045-334-8240

 

 

納骨(散骨)のタイミング

さて、ここまで様々な埋葬・散骨の選択肢をご紹介してきましたが、どれほど素晴らしい埋葬・散骨方法だとしても、ご遺骨と離れ難い気持ちが強ければ、それどころではありませんよね。
大切な方のご遺骨と出来る限り長く一緒にいたい気持ちと、いつまでもご遺骨を自宅に保管していても良いものかという不安の間で、悩まれている方もいらっしゃるかも知れません。

 

結論から言うと、納骨をする時期に決まりはありません。一般的には、四十九日や一周忌の法要と一緒に執り行うことが多く、また、地域によっては葬儀と同じ日に初七日と四十九日の法要も一緒に行い、納骨まで済ませるというところもあります。

お墓に納骨する場合はお墓が必要ですが、まだお墓がない場合は、墓地を探し、石材店でどのようなお墓にするのかを決めてお墓づくりをする必要もあるでしょう。そうすると、四十九日では間に合わず、数か月後になってしまいます。このような時には、初盆や百箇日法要、一周忌などに合わせて納骨をすることもあります。

 

少しでも長くご遺骨をそばに置いておきたい、離れたくないという気持ちがある場合には、納骨を急ぐ必要はありません。亡くなってから2年が経過した、三回忌の法要の頃には気持ちの整理がついていることも多く、この時期に納骨するということもよく見られます。
もし三回忌でもまだ気持ちの整理がついていないようでしたら、もちろん、もっと後の法要のタイミングでも良いでしょう。次の項で挙げる必要書類さえ揃っていれば、納骨はいつでも問題はありません。

 

 

埋葬する時に必要なもの

埋葬時には、火葬後に発行される「火葬(埋葬)許可証」の原本が必要になります。火葬後に「火葬済」の押印がされたものが「埋葬許可証」です。火葬から日にちがたっている場合には、原本があるかを確認しておきましょう。

また、お墓を建て納骨する場合には、霊園や寺院に「墓地使用許可証」を発行してもらわなければなりません。納骨の種類によってどのような書類が必要になるのか、事前に確認し準備しておきましょう。

 

 

納骨・散骨はそれぞれのタイミングで行うのがベストです!

いつ行わなければいけないという決まりはありません。ご遺骨を保管しているご遺族が自由に時期を決めることができます。したがって、ご遺族の気持ちを大事にしながら、準備が整った段階で納骨・散骨をするベストなタイミングと言えるでしょう。

クルーズ株式会社のサポくるは、神奈川県横浜市を中心に展開する総合終活支援サービスです。海洋散骨のご相談やプランニングを始め、葬儀や納骨、法要に関することなど、終活や葬儀、相続のことも、ワンスポットでサポートさせていただきます。もちろん、遠方でもご対応可能です!
海洋散骨や提携寺院の合葬墓への供養による墓じまいなどのお手続きも代行しておりますので、納骨やその後の供養でお悩みの方はお気軽にご相談ください。
おひとりさまの方や、ご家族にご迷惑をかけたくない方、自分自身の葬儀や納骨先を事前に準備しておきたい方など、終活のご相談はいつでもクルーズ株式会社まで! もちろん、ご相談は無料です!

→クルーズ株式会社 電話番号:045-334-8240

 

(監修:行政書士・尾形達也)

 

今回のブログと合わせてお読みいただきたい「お墓」のお話はこちら!↓

お墓の話~『永代供養墓』とは
改葬と墓じまいの違いや手順について

 

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