自分専用の数珠を買いたい人、必見!
そろそろ自分専用の数珠を持っておきたいと感じたら、数珠の買い時です。
しかし数珠にはたくさんの種類があるため、どれを買えばよいのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は数珠を買うタイミングや選び方、葬儀のときの持ち方など、数珠について解説します。
数珠の買い時、3パターン
数珠は買い時を選ばなければならないものではありません。「数珠は葬儀で持つもの」というイメージを持っていると、「数珠を買った途端、不幸が起こりそうで怖い」と縁起を気にするかもしれませんが、数珠は本来、仏教儀式で必ず持つものです。ですから、仏式においては、結婚式でも数珠を持ちます。
とは言え、買うとなるとやはり「なるべく日を選びたい」と考えている人のために、ここでは3つの買い時をご紹介してみましょう。
節目の年齢を迎えたとき
20歳、就職したとき、30歳など、節目の年齢を迎えたとき自分への誕生日プレゼントとして購入するのはいかがでしょうか。
結婚したとき
結婚すると、独身のときに比べて法要などに出る機会が増えます。せっかくですから、配偶者とペアで購入するのもおすすめです。
喪服を買ったとき
喪服を買うと、喪服用のバッグやハンカチなど小物も必要になります。葬儀に必要なものを揃えておくという感覚で、数珠も買うのはいかがでしょうか。
宗派別・男女別、数珠の選び方
数珠を選ぶときには、宗派や性別に気をつけましょう。
宗派による数珠の違い
短い一連の数珠で、房が1箇所に2つついているシンプルなものはどんな宗派でも使えます。よって初めて数珠を買うなら、一連のものにしておくと安心です。これを「略式念珠」といいます。
本式の数珠がいいという人は、1つの長い数珠を二連にして使う、房が2箇所に2つずつついている数珠を選びましょう。これを「八宗兼用本式念珠」といい、天台宗・真言宗・浄土宗・浄土真宗本願寺派・浄土真宗大谷派・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗で使えます。
この他、1つの宗派でしか使われない、本式の数珠もあります。例えば浄土宗の数珠は、数珠の輪が2つ連なっている独特のものです。日蓮宗の数珠には6つもの房があります。宗派特有の数珠が欲しい人は、数珠の専門店が運営するサイトで探すか、仏壇仏具店で相談のうえ購入するのがおすすめです。
男性の数珠は女性のものより玉が大きい
男性向けの数珠は、女性向けのものよりもひとつひとつの玉が大きいのが特徴です。具体的には、玉が10ミリ以上の数珠を選びましょう。玉の素材はどのようなものでもかまいませんが、木製の玉を使った数珠の方が、より男性らしい印象になります。
女性の数珠は玉が小さい
女性向けの数珠は、男性向けのものよりひとつひとつの玉が小さいのが特徴です。具体的には、8ミリ以下の玉が使われているものを選ぶといいでしょう。玉の素材はクリスタルや木製など、どんなものでも構いません。強いていえばピンクや黄色、木製であれば黄土色など、明るい色味のほうがより女性らしい数珠といえます。
葬儀や法要で数珠を持つときのマナー
葬儀や法要で数珠を持つときには、以下のマナーに気をつけましょう。
仏式以外の葬儀や法要には、数珠を持参しない
神式、キリスト教式、無宗教葬など、仏教以外の宗教で行われる葬儀や法要には、数珠を持参しません。仏式葬儀に慣れている人ほど注意が必要です。
儀式中以外は数珠をしまっておく
できれば数珠専用の袋を用意し、儀式中以外はしまっておくといいでしょう。男性で儀式中に持参できるバッグがない場合は、ポケットに入れておいても構いません。親族控室のテーブルに投げ出しっぱなし、休憩中に自分の椅子へ置きっぱなし……といった光景を目にしたことがある人もいるかも知れませんが、マナーとしてあまりよくありません。
儀式中は左手に数珠を持つ
葬儀や法要の開始前、着席したら数珠を取り出して左手に持ちます。親指以外の4本の指にかけて、房を下に垂らすのが最もスタンダードな数珠の持ち方です。
それぞれの宗派の本式念珠を持つ際は、宗派によって数珠の持ち方が違う場合があります。数珠を購入するとき仏壇仏具店に訪ねたり、葬儀の前に親族の年長者に聞いてみたりするとよいでしょう。
焼香のときも持ち歩く
焼香で席を立つ際に、数珠を椅子に置いていかないように気を付けましょう。基本的に、焼香は数珠を持って行います。左手に数珠を持ったまま、右手で抹香を取って炉にくべた後、合掌するという流れです。
このように、儀式中は数珠の出し入れをせず、ずっと手に持っているのがマナーです。バッグからハンカチを出すなど、左手を使う用事がある場合は、手首にかけておきましょう。
好みの数珠を見つけてみよう
ご紹介したように、どんな宗派でも使える略式念珠であれば数珠の色味や素材に細かな決まりは、あまりありません。玉の素材や色味、房の色など、数珠は意外と色とりどりで、選ぶ楽しさを刺激される人も多いでしょう。ぜひ自分らしい数珠を見つけてください。
最後になりましたが、数珠は仏壇仏具店か、インターネットであれば数珠や仏具の専門店で購入するのがおすすめです。アクセサリーショップで売られているブレスレットタイプの数珠は、儀式で使われる数珠とは玉の数が違い、房もありません。綺麗で手ごろな値段のものが多くありますが、葬儀や法要向きではないので、その点は注意が必要です。
その他、喪服に関するお話や、基本的な葬儀の作法などの記事も、この機会にぜひ併せてご確認ください。▼
『葬儀の服装マナー ~これを守れば安心!喪服がないときの対応策も~』
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