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2023.02.02 雑学供養と納骨お葬式一般葬自宅葬自由葬・お別れ会家族葬直葬

コロナで「弔い不足」と感じる人が増えた? 問題点と改善策

最近耳にする「弔い不足」とは?

 

最近、「弔い不足」という言葉を耳にすることがあります。

葬儀の参列機会が減少したり、過度に簡略化された葬儀を行なったりしたことで、故人様と十分にお別れをした気持ちになれない人が増えているというのです。

弔い不足感がなぜ起こり、どうすれば防げるのか。そしてその改善策なども解説していきます。

 

 

 

コロナ渦でなかなか葬儀に参列できず「弔い不足」に

 

2020年に始まったコロナ禍は、葬儀の場にも影響を与えました。従来の葬儀では、故人様と縁のあった人たちが一堂に会し、祈りを捧げ、会食しながら故人様の思い出を語り合います。つまり葬儀は、「密閉」「密集」「密接」の3密が成立しやすい場所でした。

 

よって3密を避けようと、近年注目を集めていた家族葬がよりいっそう流行する流れになりました。家族葬とは、親族を中心とし、義理での会葬を廃する葬儀のことです。参列する人数も、一般葬に比べればごく少数となります。

 

さらに、ことコロナ禍においては、家族葬の規模自体もぐんと小規模化しました。親族中心の家族葬は、30~50人程度の参列者となるのが一般的ですが、コロナ禍では20人規模、10人規模の葬儀が珍しくなくなったのです。これは、特に重症化リスクの高い高齢者や、遠方の親族に参列を遠慮してもらうご遺族が増えたためです。

 

大手葬儀社が2022年に行なった調査によると、最近親族や友人・知人を亡くし、葬儀に参加できず悔やむ気持ちを持っている人は約半数という結果になりました。特にコロナ禍においては60%を超えており、弔い不足が問題視されています。

 

 

 

負担減のために選んだ家族葬で「弔い不足」に

 

弔い不足を感じているのは、葬儀に参列できなかった側だけではありません。実は、葬儀を行なったご遺族自身も、弔い不足を感じる傾向にあるのです。この傾向はコロナ禍以前からもありましたが、コロナ禍以後いっそう注目されるようになりました。

 

どうして見送りをしたご遺族自身なのに弔い不足を感じてしまうのか。特に弔い不足を感じがちなのは、直葬を行なった人であると言われています。直葬とは、葬儀をせずに火葬だけで済ませることです。宗教儀式をせず、最小限の人数でひっそりと見送る直葬は、ご遺族の経済的、精神的負担を軽減できるとされています。しかし、一方で「弔い切れていない」という感想を抱く人も少なくないようです。

 

コロナ禍で葬儀に人を呼べない状況では、致し方なく家族葬や直葬を選んだご遺族も少なからずいることでしょう。故人様はおろか、ご遺族である自分たちも望まない小さなお別れになってしまったのでは、弔い不足を感じるのは無理もありません。

 

では、弔い不足を感じたら、どうすれば良いのでしょうか。

 

 

 

弔い不足の処方箋1:後日、骨葬やお別れ会をする

まず検討する価値があるのは、「弔い直し」です。

直葬で済ませたのなら、ご遺骨に読経してもらう「骨葬」を行ないます。

すでに家族葬を済ませている場合は、後日改めてお別れ会を行なうのも良いでしょう。

 

ご遺骨になった後に葬儀やお別れ会をするのなら、ゆっくり日時を決定することが可能です。感染症の流行が気になるのであれば、感染状況が落ち着いた時期を見計らって開催しましょう。

 

弔い不足の処方箋2:写真を見ながら思い出話をする

コロナ禍が落ち着く頃を予測できない、お別れ会を行なう気力がないといった人は、故人様の在りし日の写真を家族で見る機会を設けましょう。故人様をよく知っている人とともに思い出話ができれば、きっと心が癒されます。

 

家族が遠方にいるようであれば、複数が同時に会話できる動画通話などを使って話をするのも良いでしょう。気のおけない人だけが集まる「リモート偲ぶ会」は、寂しくなってしまったときに、何度でも開催できます。

 

弔い不足の処方箋3:生前に家族で話し合う

ご遺族自身は葬儀をしたくても、「故人の希望だから」と直葬にしてしまっては、弔い不足感が出るのは当然です。たとえ直葬であっても、故人様とご家族が生前にしっかり話し合い、心から納得した結果の直葬であれば、あまり心残りはないはずです。

 

できることなら、生前から本人と話し合い、家族みんなが納得できる見送りの形を共有しておきましょう。そのためには、「本人の希望だから」と無理に尊重せず、実際に見送りを行なう家族の側からも率直な意見を出すことも大切です。

 

 

弔い不足の処方箋3:故人様をご自宅に長く安置する

感染症対策のため、あるいは経済的な理由から、不本意ながら直葬を選ぶということもあります。そんなときには特に、後で弔い不足を感じがちです。

せめて、故人様をご自宅に長く安置してはいかがでしょうか。葬儀ができないなら、火葬までの時間をたっぷり取ることで故人様と向き合うのです。

 

空調管理ができる現代的な住宅であれば、夏場でも2~3日程度は、葬儀社が毎日交換するドライアイスによってご遺体の衛生が保たれます。火葬までの日程を延ばして、故人様が自宅にいる日数を長く取りましょう。毎日故人様に話しかけ、朝や夜の挨拶をするごとに、心の整理がついていくのではないでしょうか。

 

 

 

弔い不足と感じたら、周りに相談してみよう

 

以上、弔い不足の原因や対策について解説しました。

あなたが弔い不足を感じているとき、もしかしたら身近な誰かも同じ気持ちかもしれません。故人様に対する思いを共有すれば、弔い不足感はぐっと和らぐ可能性があります。ぜひ、身近な人に相談してみましょう。

 

 

クルーズ株式会社のサポくるでは、一般葬・家族葬・直葬などの各種葬儀のプラニングや手配をはじめ、その後の法要のお手配や遺品整理など、ご遺族のお気持ちに寄り添いながら、ワンストップでサポートさせていただきます。

葬儀については、わからないことやご不安が多いのは当たり前のことです。そんな時に、ご遺族様の負担となる手配や準備をお任せいただければ、ゆっくり故人様と過ごす時間もとれるため、後々に弔い不足を感じることも少なくなるはずです。

専門の知識を持ったスタッフがしっかりとお話を伺います。もちろん、ご相談・お見積りは無料です。

 

→クルーズ株式会社 電話番号:045-334-8240

 

(監修:行政書士・尾形達也)

相談料は無料です。お気軽にご連絡ください。

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